チンチラは比較的病気などに強いと言われているペットです。
ちなみに皆さんはチンチラの「アルビノ」ってご存知ですか?チンチラに関わらず多くの生き物にかなり少ない確率で発症すると言われています。
勿論チンチラにもいます。
チンチラのアルビノ誕生に係わっている遺伝子が何なのか、
また、アルビノは劣勢遺伝だから体が弱いのかを調べたことを紹介します。
アルビノ種類とは
そもそもアルビノ種類とは何かをグーグルで調べてみました。
アルビニズムは劣性遺伝で、皮膚や髪が白く目が赤い「眼皮膚白皮症」と目にだけ色素のない「眼白皮症」があります。
眼皮膚白皮症は常染色体(性染色体以外の染色体)の劣勢遺伝です。
そのため、両親がアルビノの家系で、父母からもらった遺伝子のコピーの両方に変異がないと、アルビノの子どもは生まれません。
メラニン色素が自分で作れないもしくは少量しか作れないことです。
なのでアルビノ種類でも全くメラニン色素が作れない個体と、少量だがメラニン色素ができる個体の2パターンある事が分かりました。
チンチラのアルビノ種類
チンチラにもアルビノがいます。アルビノホワイトという名前を聞いたことがありますか?
アルビノホワイトはチンチラの種類で言うとピンクホワイト。チンチラのアルビノはピンクホワイトだけ?
他にもいると思うんですよね。
目の色や耳の色から推測すると、ベージュ(シナモン)もアルビノっぽい。
ホモベージュは目がロゼピンクでヘテロベージュは赤ルビー。
アルビノの種類で考えると、
- ホモベージュやホモベージュ・ピンクホワイトは全くメラニン色素が作れない(動画の子)に当たり、
- ヘテロベージュやヘテロベージュ・ピンクホワイトは少しメラニン色素が作れる(ツイッターの子)に当たるのではないでしょうか。
ヘテロベージュは耳に”そばかす”があるんですよ。
モデルさんなの…?#チンチラ #chinchilla #アルビノ pic.twitter.com/YNOEHWjA7B
— S (@ham_chilla) March 16, 2021
そばかすはメラニンが生成されたことの証だといわれている。
アルビノ種類に関わってくる個体
ではアルビノ種類に関わるような個体の特徴とはどんなのでしょうか?
多くの動物でも言えますが目が赤いなぜ目が赤くなるのかと言いますと
色素が全くないアルビノの個体は、皮膚や毛が白く、目は血管が透けて赤く見えるのが特徴です。
また多くのアルビノ種類の生き物は寿命が短くあると言われています。
チンチラアルビノ種体弱いのか
アルビノとはメラニン色素を生成できない(又は少し生成できる)個体のことですね。
劣性遺伝とは同じ遺伝子が2つ結び付いて初めて表面化する遺伝のことです。
”劣性”というと、なんだか良くないイメージを受けがちですが、そういう意味ではありません。
例えば、チンチラの劣性遺伝子とはバイオレット(v)の遺伝子のように、2つ結び付かないと見た目がバイオレットにならない遺伝子のことです。
バイオレットのチンチラの遺伝子コードはv-v / pw-pwですが、バイオレットの遺伝子を1つだけ持ったチンチラの遺伝子コードはv-pw / pw-pwとなり、見た目はスタンダードグレーです。
遺伝子学で劣性遺伝子は小文字表記されます。
アルビノは確かに劣性遺伝になります。
両親がアルビノの遺伝子を持っていて、それを両方から受け継いで初めてアルビノが誕生します。
しかし、両親は見た目が必ずしもアルビノというわけではなく、「アルビノの遺伝子を持ったアルビノではない個体」であることも多いです。
アルビノは劣性遺伝だから体が弱いのでしょうか?
アルビノは視力が弱く、日差しに弱いことは知られています。
そして、メラニン色素を生成できない(又は少し生成できる)ため皮膚がんになりやすいとも言われています。
そういった点から考えると、確かに体は少し弱いということになるかもしれません。
しかし、それは劣性遺伝だからではなく、メラニン色素を生成できない遺伝子を受け継いでいるからです。
短命であるという情報もありますが実際は、アルビノが短命であるという医学的な根拠はありません。
自然界などでは短命だとよく言われていますが、体が白くどうしても目立ってしまうので短命になってしまうとも言われています。
チンチラ劣性遺伝子まとめ
チンチラにもアルビノ種類がいますね。
日差しに関しても、ペットとして飼っている場合、チンチラを屋外に出すことはめったにないので普通に生活していくには問題はなさそうです。
アルビノの劣性遺伝に関しては、「劣性」という表現が良くないイメージを受けますが、視力が弱く日差しに弱いこと以外は報告されておらず、病気しやすいわけでも短命なわけでもありません。
