チンチラの病気とサインその症状と対策についてまとめ

チンチラ

最近では家で過ごす機会が増えてペットを飼ってみようと思う方もいると思います。

そこでチンチラを飼ってみようという方もいると思います。

しかしチンチラは意外と何かしらの病気にかかることがあると言われています。

ネットでもチンチラの病気について調べてもあまり情報が出てこないことがあるので

今回はチンチラがかかりやすい病気と費用についてまとめます。



チンチラの病気について

近年チンチラは多くの方が飼っている方が増えていますが、実はチンチラを診てくれる

病院が意外と少ないのです。

しかしチンチラの病気やケガに飼い主が気が付いたときには、

もう手遅れとなってしまうことがあります。

なので防ぐためには、普段からの健康管理がとても重要です。

毎日チンチラの世話をするのと同時にチンチラの様子を観察し、

天候や与えた食事、食べた量などをメモしておくと、

病気になったとき獣医さんが診察するのにとても役立つことでしょう。

そこで、症例としてチンチラに多い病気を取り上げ

症状・原因・予防の代表例をまとめます。

消化器系疾患(チンチラの下痢)

チンチラ多い症状として、消化器系疾患(主に下痢)があげられます。

チンチラの下痢は人間とは違い、体力のない赤ちゃんはそれが原因で最悪の場合、

命をおとす危険性があります。下痢といっても原因はさまざまです。

その中でも、何らかのストレスにより、抵抗力が低下することによって細菌などに感染し、

下痢を引き起こすことがあります。

それは生後まもない赤ちゃんや、老齢のチンチラに多くみられております。

大小さまざまなストレスがあっても、通常なら跳ね除けることができる細菌やウイルスに

感染してしまい、思わぬ病気が発症してしまうのです。

そのほかにも、飼育環境の温度が適切でないため、お腹を壊してしまうこともあります。

不正咬合

前歯が伸び続けてしまう病気で、げっ歯類全般がかかりやすい病気です。

げっ歯類の前歯は一生伸び続けますが、通常は前歯がうまく嚙み合っていますので

堅めのおやつなどを与えていると自然に削れていくので問題ありません。

しかしエサの繊維質の不足や遺伝的要因が主な原因で不正咬合になる場合があります。

また、甘い物を多く与えると虫歯になることもあります。

不正咬合は嚙み合わせが悪く、自然に削れることがないので前歯が伸び続けてしまうのです。

治療費は10,000円円~15,000円ぐらいです。

熱中症

チンチラが快適に過ごせる温度はは18~25℃です。

これ以上温度があがり、同時に湿度も高くなるとチンチラは熱中症になります。

症状として、横たわり呼吸が荒くなり、唾液は粘液質になります。

時には血液の混じった下痢を伴うこともあり、

耳がいつもより赤くなるのも症状のひとつです。

重症になると痙攣することもあり、

場合によっては脳や心臓などに後遺症が出ることがあります。

治療費は5,000円~10,000円ぐらいです。

皮膚糸状菌症(真菌)

感染による皮膚病です。ストレスや高温多湿、不衛生な環境が発症の原因とされています。

鼻や耳、手足の先などに起こりやすく、頭部、四肢に脱毛や赤斑脱毛やフケといった

症状がみられます。ひどくなると、患部が炎症を起こし、かさぶたができてしまいます。

多くの場合は、かゆみは伴わないようです。

治療費は3,000円~8,000円ぐらいです。

脱毛症

チンチラの被毛はやわらかくデリケートなため、引っぱると簡単に抜けてしまいます。

チンチラは子供で3か月ごと、大人は春と秋に換毛期があります。

それとは別で、部分的な脱毛が起こることがあります。

脱毛症は、主にわき腹・尻尾などに部分的にまだらな脱毛が見られ、

地肌が見えるようになります。

原因としてはストレス、栄養不足、ホルモン異常、遺伝的要因、環境などがあります。

特に多いのはストレスによる毛噛み(過剰グルーミング)です。

ストレスで自分の毛を噛んで、毛がまだらに抜けたり、

皮膚を傷つけてしまうことがあります。

結膜炎・角膜炎

床材や、砂浴びの砂などにより、角膜や結膜が傷つき炎症をおこします。

涙目になったり、粘調性の高い眼脂により、

目が開かなくなるなどの症状を引き起こします。

その様な症状が見られたら、いったん砂浴びの回数を減らす、

もしくは禁止する必要があります。

目のまわりの余分な水分はすぐにふき取ってください。

そのままにしておくとかゆがって目の回りをかきむしってハゲができてしまいます。

涙目の水分もこまめにふきとってあげてください。

便秘

便秘はチンチラがなりやすい病気です。

症状としては、便の量が少なくなり、

出たとしても普段に比べて固く小さいものになります。

しかし個体差や食事の内容によって小粒のうんちをするチンチラもいます。

小粒でもたくさん出ていて便秘でなければ心配いらないです。

チンチラの健康状態が悪くなると便にあらわれることが多いです。

便秘は重症化すると、腸閉塞や腸破裂を引き起こすこともあります。

早めに対処する必要があります。

まとめ

比較的丈夫と言われるチンチラも、飼育環境や食事をきちんと管理していないと

病気になってしまいます。ストレスの少ない環境を整え、

普段から世話や体調をチェックしてあげるのが肝心です。

もし様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

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