チンチラの雄でしたら自分の陰部を舐める行為はよくあります。
ですが雌であるのであると、ちょっと意味合いが変わってきます。
基本的には雌であれば子宮蓄膿症の可能性があります。
雌を飼育していておりものについても教えます。
チンチラメスおりものってあるの?
チンチラにおりものはあります。
多くは糞といっしょにドロットした半透明のおりものを排泄します。
量はそんなもに多くなく、卵の白身のような感じのおりもので、とくに臭気はないです。
また性器を観察しても特に汚れはないでしょうが、いつもよりぱっくり開いているようなことがあります。
また連続してこのようなおりものが出ているのであれば早めに獣医さんに診てもらいましょう。
しかし一番気になるのが病気についてですよね。
病気の前兆について紹介します。
チンチラメスおりもの正体は子宮蓄膿症?
もしチンチラからおりものが頻繁に出ているのであれば病気の可能性が高いです。
その考えられるものとしては「子宮蓄膿症」です。
もし子宮蓄膿症であれば、陰部から白い液体が出てきます。
しかし、膿が外に出ずに子宮の中にたまり続ける時は、症状が読みにくいので注意が必要。
漫然と「食欲がない。」のみが症状のサインになる事もあります。
動物病院でないと診断が取りにくい病気の1つです。レントゲン検査や超音波検査で確定診断を取っていきます。
人でもそうですが動物も食欲が無いのは異常です。
子宮蓄膿症の前兆としては
- 水の減りが早い
- 多飲・多尿陰部のからの悪露などが主な症状がある
- 食欲不振
- 貧血・呼吸困難などの症状
いずれかがあるのであれば早く獣医さんに診てもらいましょうね。
ですが食欲不振、貧血・呼吸困難があればかなり進行をしていますので
なるべく早くではなく、真っ先に病院へ行きましょう。
意外とチンチラは多くの病気になることがありますので知識として色々と知っておきましょう。

もし子宮蓄膿症であれば手術が必要なときがあります。
子宮蓄膿症の手術方法は?
子宮蓄膿症は外科適応の病気です。
開腹を行い、卵巣と子宮を摘出します。モルモットやチンチラの卵巣は非常に深い場所にありますので、手術の難度は高いと感じます。
当院は犬や猫の子宮蓄膿症の手術も行っていますが、1㎏を下回るエキゾチックアニマルの卵巣子宮の手術は一段と細かい作業が必要になると感じます。
写真付きでもっと詳しく説明をしている病院があったので気になる方は見て下さいね。
